1955 Bone in Yokohama
1978 Graduated from Tokyo University of Education
Solo Exhibiton
2010 Maruzen Gallery (Nihonbashi,
Tokyo)
2017 Galerie Vivant (Ginza,Yokyo)
2018 Daimaru ( Osaka Umeda)
2019 Takashimaya (Yokohama)
Concours:
1994 Triennale Mondiale d'Estampes petit format (Chamalieres France)
2000 International Amadora Print Biennial (Amadora Portugal)
2008 Taiwan International Invitaional Mini-Prints and Mini-Drawings Exhition(ROC)
etc.
Publication:
2001「The flower woodblock」 (Japan Publications Inc.)
2006 「The Beautiful flower woodblock」
(Japan Publications Inc.)
2013「Let's make woodblock prints」 (Abe Publidations Inc.)
Belonging:
Member of Japan Artists Association Inc.
Lived in Chiba,Japan
1955 横浜生まれ
1978 東京教育大学教育学部芸術学科絵画専攻卒
主な個展・販売会:
2010 丸善ギャラリー(日本橋 東京)
2017 ギャルリーヴィヴァン(銀座 東京)
2017 三越本店 (日本橋 東京)
2018 大丸 (大阪 梅田)
2019 高島屋 (横浜)
2021 伊勢丹 (浦和)
主なコンクール:
1994 シャマリエール ミニ版画トリエンナーレ(フランス)
2000 アマドーラ国際版画ビエンナーレ招待出品(ポルトガル)
2008 国際ミニ版画・素描招待展(台湾)
著書:
2001 『花の木版画』(日貿出版社)
2006 『美しい花の木版画』(日貿出版社)
2013 『木版画を作ろう』(阿部出版)
現在:
日本美術家連盟会員 千葉市在住
*開催予定*
宮山加代子新作木版画展
ギャルリーヴィヴァン 鎌倉:0467-22-2351
11月30日(水)~12月12日(月)6日休
11時~18時(最終日16時終了)
*同時開催*
宮山加代子木版画展
Art&cafe 湘南くじら館 江の島:0466-21-9262
12月1日~24日 木金土曜日のみopen
12時~17時
制作活動は今年で30数年を数えます。
日本の四季の変化の美しさを季節ごとに咲き乱れる「花」に寄せて、水性木版で表現してきました。
「ぼかし」という技法を細かく多用する事により、作品に奥行と動きを出す事に成功しています。
また、水彩絵の具は微妙な色の表現を可能にし、特にパールホワイト、パールゴールドの二色は優しい発色をさらに強調しています。さらに、手漉き和紙の風合いは花びらや枝葉の質感を自然に表現するのに適しています。手に取ってご覧いただければ幸いです。
花は桜、という言葉がふっと浮かぶのはは日本に生まれ育ったからなのでしょう。
私は30代にアメリカに短期間住むチャンスがありました。その時、初めて外から日本を考える体験をしました。ちょうど木版画の制作を始めた頃でした。
イメージとして、目の前に浮かんだのが咲きほこる桜を見上げた風景と頬を吹き抜ける春の風でした。
それ以来、日本の伝統としての木版画の技術とその風景をコラボレーションすることが一番自然な私の制作の指針になりました。
毎年、新しい桜に出会い、表現してきました。よい出会いができるように、これからも桜を新鮮に感じていきたいと思っています。
25x73cm 2020
重なり連なる深緑色の大きな葉の揺れる合間に凛として姿を見せる蓮の花には誰もが目を奪われます。しかし、花から視線を外して葉に気持ちを集中します。真上から、横から、斜め下から、真下から・・・そうすると蓮の葉のリズムが聞こえます。私はこのリズムに心を奪われました。
蓮の花と葉のリズム。大古の昔から毎年決まって初夏を彩ってきた歴史にも思いをはせます。
何年も前に取材して温めておいた「ぶどう」のシリーズです。
船橋は梨の産地として有名ですが、その時期になると街道に梨園の直売所がオープンします。その一つの売り場の日差し避けにぶどう棚がありました。
収穫用ではなく、自然に蔓を伸ばしていました。秋も深まったころ名残惜しそうないくつかの房が目にとまりました。
ワイン好きが描く「ぶどう」には感謝の気持ちがいっぱいです。
初夏のある日、中庭の泰山木が力強くその葉を広げ純白の花をつけていました。
私は命あふれるその姿に心を奪われました。
木版画工房 花うつし
© 2020 MIYAYAMA KAYOKO